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工務店集客の要!WEB担当者の権限移譲について考える

御社には専属のWEB担当者がいらっしゃいますか?

実際に専属WEBマーケティングチームがある工務店は、ある程度の規模がないと難しいかと思います。

外注でWEBマーケティングを行うにしても、自社で管理できる人がいないと、運用の効果について正確な判断ができないでしょう。

また、自社でWEB担当者を置かれている場合も、専属ではなく他の業務と兼務していたりと、なかなか専任の担当者を置かれている工務店様はまだ少ない印象です。

WEB担当者が不在の場合社長が陣頭指揮を取り、ホームページをリニューアルしたり、InstagramやTikTokの自社アカウントを開設したり、とWEB集客を活発化させていこうと動かれている工務店様も多いかと思います。

私共では、年間5棟の零細工務店から200棟のパワービルダーの企業様などの工務店WEB集客のお手伝いをさせていただいている中で感じる「WEB担当者」の重要性について想いを綴りたいと思います。

目次

WEBマーケティングとは?

「WEB担当者を置くにしても、具体的な業務内容がわからなくて、指示ができない」

「結果、WEB広告代行やSNS運用代行の上手い話に乗ってしまっている。」

その流れは一般的です。

住宅業界を熟知したWEBのプロフェッショナル人材というのは、なかなか採用募集をかけても巡り合えるものではありません。

ある程度のWEB知識は経営者は知った上で、依頼する業務範囲を明確にする必要があります。

全般的なマーケティングからWEBに絞ったマーケティングまで、幅広く学ぶことが必要ですが、WEB集客に特化することから始めていくのであれば、まずは「WEBマーケティング」から理解した方が良いでしょう。

WEBマーケティングとは、「ユーザーをWEBサイトに誘導(集客)し、自社の商品・サービスを理解してもらい、問い合わせにつなげる」ためのマーケティング活動です。

次にWEBマーケティングの中身について説明します。

WEBマーケティングの中身

WEBサイト運用

自社WEBサイトの運用(更新や定期的なバックアップ、情報発信など)主に、最新情報の更新やイベント情報の発信。施工事例の登録やブログの更新など多岐に渡ります。

WEB広告

主にGoogle広告とYahoo!広告を対策します。広告管理画面ではキーワードや広告文、クリック単価、予算管理など毎日チェックして調整することが必要なので、自社で運用するには経験がある人でないと難しい業務です。

SEO

Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、検索結果画面の上位化をさせていく対策です。SEO対策は主に、キーワード対策、内部対策、外部対策、被リンク対策があり、どれも専門知識や経験がないと効果が実感できないことが多々あります。

オウンドメディア

有名なオウンドメディアにトヨタ自動車が運営する「トヨタイムズ」があります。自社のブランド価値を上げるための効果や、SEO対策を施すことで検索ユーザーの流入を増やす効果など、WEBサイトの資産化となる自社メディアです。

SNS運用

住宅購入者に相性の良いSNSの筆頭は、Instagramです。もはやInstagramアカウントがない工務店はほとんど存在しないかと思いますが、投稿内容やフォロワー数の伸び悩みなど、運用に満足しているところは少ないかと思います。

メルマガ

資料請求や問い合わせにはメールアドレスを確実に取得することが望ましいです。LINEなどにコミュニケーションが奪われつつありますが、いまだにメルマガは住宅購入層に有効です。(1〜2年後は変わるかもしれませんが)

どこからどこまで誰に依頼するか?

WEBマーケティングの中身について再認識したところで、どこからどこまで誰にお願いしたら良いのか?という疑問が湧いてきます。

社内でWEB担当を採用するにしても、WEB経験の程度についても認識しておかなければなりませんし、住宅業界への理解や適応力など、通常の営業職や設計職、施工管理職などと異なる採用力が必要となります。

実際にWEB担当者を置かれている工務店の年間棟数・売上別の状況について、感じたことをお伝えします。

年間10数棟の地場の自然素材系工務店

茨城県の北部に位置する、地域密着・自然素材系の工務店の場合、私がWEBマーケティングでサポートさせていただいて1年ほど経った時期に、新たにWEB担当が入社されました。

業務内容は、主にSNS運用や営業サポートで、毎日1投稿をマストとして、月1の運用報告会にて、投稿内容の振り返りなどを行なっていました。

初めのうちは、投稿内容を考える時間が長く、半日くらいかかっていたものが、慣れてきた頃には2時間くらいで終えてしまうスピード感まで成長しました。

しかし、運用してから3ヶ月くらい経過しても、なかなかフォロワー数が増えずにモチベーションが上がらなくなっていました。

対応策としては、2時間×5日×4週間=40時間を時給1000円で換算した場合の費用対効果について考えました。

4万円を他のことに充てた方が、より集客に効果があるものに投資を回していく方が合理的に集客ができる可能性が高いという事例です。

年間売上10億円の地域で有名なリノベーション会社

千葉県の中心部に本社ショールームを構え、全部で3店舗で営業しているリノベーション会社の場合、従業員50名のうちWEB担当は3名いらっしゃいました。

統括責任者、実務担当者、動画編集者という3名体制で、実務担当者と私の外部WEB運用で実際の集客戦略について議論をしていきました。

この実務担当者の権限範囲がかなり広く、お金が絡む決済以外はほぼほぼ決定権を有している状況だったため、非常にスピーディーな改善や行動、ブラッシュアップなどを行うことができました。

その結果、集客効果が通常半年かかるところを3ヶ月程度で効果が現れてくるようになり、担当者の権限の範囲=WEB集客力のスピードに影響してくることがわかった事例です。

理想の人員配置とは?

社内にWEB担当者を置く余裕がない。WEB担当を置くにしてもどこまで権限を移譲して良いものか。などなど、何が正解かはわかりません。それは各々の企業の内情が異なるため、その時々によって変化するからです。

今後の集客の戦場はWEB上になっていくことは、誰にでも見えていることなので、その役割は非常に重要であることは変わりません。

これからWEB担当者を採用していきたい、人員配置で部署を新設していきたい、などを検討している場合、おすすめなのが

「社外WEB運用者+WEB担当者の組み合わせで、最大限の権限移譲をしていく」

ということです。

特に、WEB知識や経験がまだ浅く、勉強意欲が高い人の方が上手くいく可能性が高いかと思います。

その場合、社外のWEB運用者は住宅業界に精通し、経営者の悩みや課題に寄り添ったスタンスのある運用者が望ましいと思います。

sawanは住宅業界のプロフェッショナル+WEBのプロフェッショナル集団なので、社外のWEB運用者でありながら、社内のスタッフの一員のスタンスでWEB集客を最大化できるように一緒に取り組んでいきます。

WEB担当者の育成や成長をさせていくことにも、社外WEB運用の存在は大きく貢献していきます。WEB運用にお悩みの経営者様はお気軽にご相談ください。

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