コツコツと実績を積み上げてきたリフォーム会社にとって、集客はいつの時代も大きな課題です。
最近では「紹介が減った」「チラシの反応が悪くなった」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな中、注目されているのがWEBでの集客です。
リフォーム会社のWEB集客は正しく設計された集客ポータルサイトを利用することで、選ばれるリフォーム会社になることが可能です。
今回は、リフォーム会社の集客におすすめのポータルサイトと押さえておきたいポイントについて、建築業界に特化した視点から分かりやすく解説します。
これまでの経験や信頼を活かしながら、WEB集客により新たな顧客との接点を生み出すヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
リフォーム会社における集客の重要性

リフォーム会社にとって、安定した集客は経営にとって重要な基盤です。
これまで多くの企業は、既存顧客からの紹介やチラシ配布を中心に新規案件を獲得してきました。
ただし、近年はその反響が以前ほど伸びにくくなっています。
その背景には、顧客の情報収集の方法が大きく変化したことが関係しています。
多くの消費者がリフォームを検討する際には、まずインターネットで検索し、複数の会社を比較検討するでしょう。
紹介やチラシだけでは、まだ接点のない潜在顧客に届きにくくなります。
そのため、自社の魅力や施工実績をオンライン上で効果的に発信できる仕組みが必要になります。
WEB集客は、地域内での認知拡大から見込み客の獲得まで一貫して対応できる強力な手段です。
リフォーム会社は時代の変化に合わせた集客戦略が、今後の事業成長を左右するでしょう。
ポータルサイトとは

ポータルサイトとは特定のテーマや業種に関する情報を集め、利用者が比較・検索できる大型のWEBサイトです。
リフォーム業界の場合「地域名+リフォーム」で検索すると上位に大手リフォームポータルサイトが表示されることがあります。
利用者は複数の会社の施工事例や口コミ、価格帯を一覧で確認できるため、比較検討がしやすくなるでしょう。
一方、リフォーム会社にとっては、短期間で多くの潜在顧客にアプローチできます。
ただし、リフォームの競合も同じ土俵で表示されるため、自社の強みをしっかりと打ち出す工夫が必要です。
ホームページと集客ポータルサイトの違い
ホームページは、自社専用の情報発信拠点です。
会社概要や施工実績、スタッフ紹介など、自社の魅力やブランドを自由に発信できます。
ホームページを訪れたユーザーはほぼ自社に興味を持っている状態のため、成約率は比較的高くなります。
一方、集客ポータルサイトは、大手運営会社が集客したユーザーを複数社でシェアする仕組みのことです。
短期間でアクセスを得やすくなりますが、同業他社と直接比較されやすく価格競争に巻き込まれるリスクもあります。
ホームページとポータルサイトは両者の特徴を理解し、自社の戦略に合わせて使い分けることが重要です。
ポータルサイトの活用術について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
リフォーム会社の集客を強化するおすすめポータルサイト【10選】

リフォーム業界での集客手段として、ポータルサイトの活用は大きなメリットがあります。
自社だけでは届きにくい新規顧客層へアプローチでき、短期間で反響を得られる可能性があります。
ポータルサイトは数多くあり、自社に合ったものを選ぶことが成果への近道です。
ここからは、建築業界の視点から厳選したおすすめポータルサイト10選をご紹介します。
1.ゼヒトモ

引用元:ゼヒトモ
「ゼヒトモ(Zehitomo)」は、住宅関連を含むさまざまな依頼者とリフォーム業者をつなぐマッチング型ポータルサイトです。
リフォーム会社は登録料や月額料金、手数料無料で、登録できます。
お客様への初回メッセージ送信の際に料金を支払う方式になり、手頃なコストで対応できるでしょう。
また、AIを活用した「スピードマッチ」機能があり、依頼者の条件に合った業者に自動マッチングされます。
リフォーム会社側は成約後に手数料を負担する必要がなく、費用対効果が高い点がメリットです。
公式ホームページによると月間依頼数は25,000件以上にのぼります。
2.SUUMOリフォーム

引用元:SUUMOリフォーム
SUUMOリフォームは、リクルートが運営する住宅リフォームのポータルサイトです。
リフォーム会社の検索、事例比較、相場確認、プロのアドバイザーによる無料相談までをワンストップで提供してくれるのが魅力。
全国対応のポータルサイトで、多様な施工スタイルを検討できます。
公式サイトによるとアンケートによるお客様満足度は91%と評価されており、信頼のおけるポータルサイトとして人気があります。
3.ハピすむリフォーム

引用:ハピすむリフォーム
ハピすむリフォームは、リフォーム希望者と施工会社を結ぶマッチングポータルです。
専任のスタッフが顧客の希望条件をヒアリングし、検討度の高いお客様のみを業者に紹介するサービスになります。
大手ハウスメーカー、リフォーム専業店、地場の工務店など全国1,000社以上の事業者が利用しており、多くの紹介実績・成約実績があるのが魅力です。
現地調査のアポイント調整を、スタッフが代行してくれるのもメリット。
公式サイトによると、リフォーム実施率は80%と高い成約率が期待できます。
リフォーム会社は広告費や月額費が不要で、現地調査確約案件のみ手数料を支払う仕組みです。
4.リフォームO-uccino(オウチーノ)

リフォームO-uccino(オウチーノ)は顧客の希望の工事内容に応じて、審査済みの優良リフォーム会社を紹介するポータルサイトです。
利用者は相談内容を公開しマッチする会社を募集する方法と、条件に合致する会社を探し相談先を指名する方法を選べます。
申し込みフォームに入力するだけで、最大9社のリフォーム会社から提案を受け取れるのが魅力です。
匿名で相談できるのも、顧客にとっては利用しやすいでしょう。
リフォーム会社が加盟するには、厳しい審査基準(建設業許可・リフォーム瑕疵保険加入・賠償保険加入など)をクリアする必要があります。
5.ホームプロ

引用:ホームプロ
ホームプロは、2001年にサービスが開始された日本初のリフォーム会社紹介ポータルサイトです。
現在では利用会員数が100万人以上にのぼり、業界最大規模のマッチングプラットフォームになります。
匿名でリフォームの要望を登録するだけで、独自の審査を通過した優良なリフォーム会社の紹介を受けられます。
加盟リフォーム会社は、全国で約1,200社です。
書類審査や面談、決算報告のチェックをクリアしたリフォーム会社のみが登録され、加盟後も1年に一回の定期審査があります。
施主の口コミ・施工事例や基礎知識などの、豊富なコンテンツも魅力の一つ。
無料の完成保証もあることから、利用者からの信頼性と満足度が非常に高いのが特徴です。
6.タウンライフリフォーム

引用:タウンライフリフォーム
タウンライフリフォームは、リフォーム希望者向けの一括見積もり・プラン提案ポータルサイトです。
利用者は希望エリアやリフォーム内容、築年数、画像などを入力することで、複数の優良業者からの見積もりやプランを無料で受け取れます。
リフォーム業者は登録・掲載費用がかからず、お客様からのお問い合わせが来た時のみ課金が発生する仕組みです。
ヒアリング項目が豊富なため、見込み度の高い利用者を効率的に集客できます。
公式ホームページによると、リフォームにおいて毎月約1,500件以上の見積もり依頼があるのも魅力です。
7.リフォームガイド

引用:リフォームガイド
リフォームガイドは専任の「リフォームコンシェルジュ」が利用者の希望や条件をヒアリングし、優良なリフォーム会社を複数社紹介するマッチングサービスです。
経験豊富なリフォームコンシェルジュが、日程調整や見積もり催促、検討後のお断り対応までフォローしてくれるのが魅力です。
コンシェルジュが紹介するのは、審査基準をクリアした優良なリフォーム会社のみ。
顧客は、匿名でのリフォーム相談が可能です。
さらに「リフォーム完成保証」付きなので、万が一工事未完になった場合は返金や代行会社の紹介などの対応が受けられます。
リフォームガイドは、利用者満足度が98%と非常に高く評価されているため、信頼性の面でも安心です。
8.リフォーム評価ナビ

引用:リフォーム評価ナビ
リフォーム評価ナビは、中立性に優れたリフォーム専門のポータルサイトです。
一級建築士の資格をもつ「住まいのナビゲーター」と、リフォームや家づくりにまつわる相談ができます。
弁護士、司法書士、宅地建物取引士、税理士、1級FP技能士の専門家に相談ができるのも魅力。
利用者は資金相談や、家づくりに関わる税金相談も可能です。
リフォーム会社が登録する際は、年額定額制のプランが用意されています。
目的に合わせて選べば、認知度、評価を高められるでしょう。
9.住宅・住まいのリフォーム隊

住宅・住まいのリフォーム隊は、リフォーム関連の施工会社とユーザーをつなぐ情報ポータルサイトです。
利用者は「事例から探す」「地域から探す」など、目的に応じてリフォーム会社を検索できます。
リフォームのノウハウや役立つ情報も、無料で閲覧可能です。
リフォーム会社側は掲載や施工事例の共有が無料で行えるので、自社の技術や実績をアピールする場として活用できるでしょう。
10.リフォームパーク

引用:リフォームパーク
リフォームパークは、地元密着のリフォーム会社と地域の依頼者をつなぐマッチングポータルサイトです。
ユーザーは、都道府県や施工内容などを入力して相談依頼ができます。
施工事例やお役立ちコラムも、豊富に掲載されているのが魅力です。
リフォーム会社は月額費用のみの支払いで、初期費用や成約手数料、紹介手数料等はかかりません。
リフォーム会社の集客サイトを選ぶ際に押さえておきたい5つのポイント

リフォーム会社が新規顧客を獲得するためには、WEB集客ポータルサイトの活用が欠かせません。ただし、登録すれば成果が出るわけではなく、サイト選びにはポイントがあります。
自社での運用のしやすさ、集客力、サポート体制など、複数の観点から比較検討することが成功のカギになるでしょう。
ここからは、リフォーム会社が集客サイトを選ぶ際に押さえておきたい5つのポイントを解説します。
1.自社で更新・運用できる仕組みの確認
集客サイトを選ぶ際は、自社で更新・運用できる仕組みかどうかを確認しましょう。
自社で施工事例やお知らせ、ブログなどを自由に更新できる仕組みが重要なポイントです。
サイトの更新が簡単であれば、新着情報やキャンペーンをタイムリーに掲載できます。
更新頻度の高い企業は、ユーザーに「活気のある会社」と印象付けられるでしょう。
自社サイトの定期的な更新は、SEOの観点でも重要です。
2.集客力と依頼数の確認
集客サイトを選ぶ際にはサイト自体の集客力と、実際にどれくらいの依頼が期待できるかを確認することが大切です。
登録者数や閲覧数、問い合わせ件数などの実績データが公開されているサイトは透明性が高くなります。
過去に同規模のリフォーム会社がどの程度の成果を上げているかの事例を参考にすると、導入効果を予測しやすくなります。
料金が安いだけで選ぶと実際の依頼が少なく成果につながらないケースもあるため、集客力と依頼数の実績は必ずチェックしましょう。
3.料金体系の透明性
集客サイトを選ぶ際には、料金体系の透明性も重要なポイントです。
集客サイトの利用料金は、月額制・成果報酬制・初期費用制などさまざま。
契約後に追加費用や手数料が発生する場合もあるため、事前に料金体系が明確であるかを確認しましょう。
料金体系が分かれば予算計画も立てやすく、安心して運用できます。
4.サポート体制の充実度
集客サイトは、サポート体制の充実度も確認しましょう。
ポータルサイトは、登録しただけでは最大限の効果を得られない場合があります。
問い合わせ管理やデータ分析、運用方法のアドバイスなど、サポート体制が充実しているかは大切なポイントです。
サポートが手厚いサイトは、初めてWEB集客を行う会社も安心して運用できるでしょう。
集客サイトでトラブルや疑問点が生じた際は、迅速に対応してくれることも長期的な運用には欠かせません。
5.問い合わせまでの導線
集客サイトからの問い合わせ動線が、スムーズであることも重要なポイントです。
ユーザーがフォームや電話などで簡単に問い合わせできる導線が整っていれば、コンバージョン率が向上します。
スマートフォンからのアクセスに対応しているか、入力項目が少なく簡単にフォームを送信できるかも確認しましょう。
問い合わせ後の通知やフォローアップが自動化されているサイトは、見込み客を逃さず効率的に集客できます。
リフォーム会社の集客をより効果的に行う方法

近年、ポータルサイトだけでは新規顧客の獲得が難しくなっています。
競合が増える中でより効果的に集客するためには、自社の強みや施工実績を直接発信できるチャネルを活用することが重要です。
特にSNSやYouTube、コラムによる情報発信は、潜在顧客との接点を増やし信頼感や認知度を高める効果があります。
ここからは、リフォーム会社の集客をより効果的に行う方法をご紹介します。
1.SNSを運用する
SNSは、リフォーム会社にとって非常に有効な集客ツールです。
Instagramなどで施工事例やビフォー・アフターの写真を定期的に投稿すると、会社の技術力やデザイン力をアピールできます。
また、投稿にハッシュタグや位置情報を付けると、地域の潜在顧客にリーチしやすくなります。
コメントやメッセージ機能を活用して顧客と直接コミュニケーションを取ることで、信頼関係の構築につながるでしょう。
SNS運用は継続すると、ブランド認知を高められるので問い合わせや相談の増加に直結します。
X(旧Twitter)を活用した運用方法について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
Xを活用したリフォーム業者の集客戦略: 顧客との効果的なコミュニケーションから始めよう!
2.YouTube動画を活用する
YouTubeは、施工事例やリフォームの過程を動画で紹介できる強力なツールです。
動画はテキストや画像よりも情報量が多く、視聴者に具体的なイメージを伝えやすくなります。
そのため、リフォームの検討段階にある顧客の関心が引きやすくなるでしょう。
動画は検索結果にも表示されやすくなり、SEO効果も期待できます。
3.コラム作成でSEOを行う
自社のホームページやブログでコラムを作成し、SEOを意識して運用することも有効です。
例えば、「キッチンリフォームの費用相場」や「浴室改修の注意点」といった顧客の悩みに沿ったテーマを記事化することで、検索エンジンからの自然流入を狙えます。
定期的に情報を更新すると、Googleで上位表示されやすくなるでしょう。
また、コラム内で施工事例や写真を紹介すると、問い合わせにつながる具体的なアクションを促せます。
コラム作成のSEOについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
工務店のブログネタ6選|集客ができるコラムの書き方のポイントや顧客に届くネタ
自社のリフォームの魅力をもっと伝えたいとお考えの方は、建築・不動産業界に特化したsawan株式会社にぜひ一度ご相談ください。
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リフォーム会社の集客サイトを運用する際の注意点

リフォーム会社が集客サイトを活用する際は、ただ掲載するだけでは十分な成果を得られません。
ここからは、リフォーム会社の集客サイトを運用する際の注意点を解説します。
1.目的を明確にする
集客サイトを運用する際は、まず目的を明確にすることが重要です。
「問い合わせを増やす」「ホームページのアクセスを上げる」といった漠然とした目標では、効果的な運用は難しくなります。
新規顧客の獲得が目的なのか、リピーター向けの情報発信が目的なのかによって掲載する内容や戦略が大きく変わります。
目的を具体的に設定することで、サイトに掲載する施工事例、ブログ、キャンペーン情報などの優先順位が明確になるでしょう。
2.ターゲットを絞る
集客サイトで成果を上げるためには、ターゲットを絞ることが欠かせません。
地域、年齢層、家族構成、リフォームの種類など、具体的な顧客像を設定すると掲載内容や広告戦略を最適化できます。
ターゲットに合わせた施工事例や写真、文章を掲載すると、ユーザーの共感を得やすくなるでしょう。
3.建築業界に強いWEB集客会社に依頼する
集客サイトを運用する際は、建築業界に強いWEB集客会社に依頼するのもおすすめです。
リフォーム業界は利用者のニーズが多様であるため、成果が出るまでに時間や労力がかかることがあります。
建築業界に特化した会社は、施工事例や写真の見せ方、問い合わせフォームの最適化、SEOなど、業界特有のノウハウを持っています。
また、建築業界に強いWEB集客会社は、分析や改善提案が可能であるため費用対効果を得られやすいでしょう。
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まとめ|リフォーム会社のポータルサイトで効率的に集客しましょう

リフォーム会社の集客はポータルサイトの活用だけではなく、自社の強みや施工実績を適切に伝える運用が重要です。
サイト選びでは、更新のしやすさや集客力、料金体系の透明性、サポート体制、問い合わせ導線などを確認しましょう。
SNSやYouTube、コラムによる情報発信を組み合わせることで、ポータルサイトだけでは届きにくい潜在顧客にもアプローチできます。
リフォーム会社の集客を戦略的に行いたい場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。