Twitterから「X」への突然の名称変更に驚いたのは、記憶に新しい出来事です。X(旧Twitter)は影響力が高く、ビジネスにおいても重要なプロモーションツールとなっており、リフォーム業界においても、Xの効果的な活用は、強い集客力を持っています。そこで今回は、リフォーム業者のTwitterを使った集客戦略のポイントについて紹介します。
X(旧Twitter)集客が失敗しやすい理由

「Xを用いた集客は難しくて、難易度が高い」イメージをお持ちの方もいらっしゃることと思います。実際に身近な方からXでの集客がうまくいかなかった失敗事例を聞かれることもあるかと思います。まずは、集客が失敗しがち理由なついて解説します。
① ターゲット設定があいまい
X上は常に膨大な情報であふれています。ターゲットの絞り込みを行わなければ、届けたい顧客層に、発信した情報を届けることすらできない事態にもなりかねません。
② コンテンツの質の低さ
興味を惹く内容はもちろんのこと、インパクトがあり、直感的にわかる内容とする必要があります。単なる告知や連続したプロモーションを流しても、Xユーザーの目に留まることは難しいです。
③ コミュニケーションの不十分
フォロワーからの反応に対して、著しい反応の遅れやコミュニケーション不足が続くと離れていってしまう場合もあります。
④ 投稿頻度が低い
Xを利用するにあたって、定期的な投稿は不可欠です。フォロワーの関心を保つためにも、1週間に3~7本の投稿が効果的と言われています。
⑤ 目標設定があいまい
「Xを利用すること」だけに注力してしまうと、投稿したことに満足してしまい、コンテンツの質の低下や、継続した投稿が滞ってしまう場合があります。
X集客のターゲットの絞り方

Xで興味を惹きやすいのは、自分の気になっていることが「解決できるアイディア」や自分の思っていることへの「共感」を得られる投稿です。
下記に6つの例を示します。このように、それぞれの投稿において「どんな顧客に届けたいか」ターゲットを明確にして、多方向からアプローチしましょう。世間全員に向けた投稿ではなく、「自分にぴったり」の投稿だと感じさせることが、自社アカウントのコアなフォロワーを増やす近道となります。
① 家が古くなってきたが、リフォームしようか悩んでいる顧客
施工事例のビフォーアフターなどで、生活の変化を見せることが効果的です。
② リフォームに漠然とした不安を抱えている顧客
リフォームの際に起こりがちなトラブルと、その解決法を提示して、不安を安心に変えていくと、前向きに検討を始める準備の手助けとなります。
③ リフォームを考え始めたばかりの顧客
リフォームや家づくりでよく使われる専門用語を分かりやすく解説するのもおすすめです。現場画像等の準備が間に合わない場合でも、文字だけで伝えられるので穴埋め的に投稿することが可能です。
④ リフォーム業者を選考中の顧客
実際の施工の様子を紹介する写真や動画を継続して投稿すると、自社のこだわりを伝えられるほか、顧客の不安を軽減することができます。大規模なリフォーム現場を継続して投稿したのちに、完成した現場で現場見学会を開催することも効果的です。
⑤ 他社またはDIYで検討中だが、このまま進めていいか不安を持っている顧客
建材や住宅設備の選択方法や、DIYと業者依頼双方のメリットデメリットについて、プロの視点で中立な情報を提供することで信頼を与え、検討候補に加わるように仕向けます。
⑥ リノベーション前提で中古住宅購入を考える顧客や流行に敏感な顧客
リフォームの最新トレンドや高機能な新商品については、Xで調べる割合が高い情報です。また、おしゃれなリフォームアイディアを継続的に投稿していると、将来的にリフォームを考えるフォロワーを増やすことも可能です。
X集客をはじめる際のポイント

いざ、Xを活用しようと思っても、どこから手をつけるべきか悩むこともあるでしょう。そこで、Xを使った集客戦略に取り組む際のポイントについて紹介します。
① アイコン写真とカバー写真を選ぶ際のポイント
企業のアカウントのアイコン写真は、ロゴを用いることが一般的です。ヘッダーの写真は、横長なので、見切れずに収まるものを準備しましょう。自社の特徴を表現できるものが適していますが、難しければリフォームのイメージ写真などを用いましょう。どちらも画質が高く、きれいなものを使用することが重要です。
② 自己紹介文のポイント
自己紹介文は、キャッチフレーズや事業内容を記載します。長文にならないように注意して簡潔で分かりやすい文章を心掛けましょう。顧客のニーズが高いキーワードを盛り込むのもおすすめです。
③ 問い合わせ先やリンクの記載
顧客からの問い合わせを逃さないためにも、メールアドレスや電話番号を明記することは必須です。顧客の心理としては「連絡先がすぐに見つけられないなら、面倒だしもういいや」となりがちです。きちんと記載して、機会損失を防ぎましょう。
また同様に、ウェブサイトやSNSリンクの設定も欠かせません。自社への興味が高まっているタイミングなので、ウェブサイトや他のSNSアカウントへアクセスできるように促しましょう。
④ ハッシュタグの活用法
リフォーム業界に関連する一般的なハッシュタグ(例: #リノベーション, #リフォーム)の他に、投稿内容に合わせて3つ程度つけるようにしましょう。
⑤ 投稿する写真の撮り方、選び方
まず、画質が高く細部までクリアであることが大前提です。施工前後の写真を並べて配置した投稿や、工程順に何日か連続しての投稿も効果的です。また、施主の要望と実際の工事内容、完成後の感想や数か月経った後での使い心地などについて、施主本人の言葉が載せられると、他の顧客にも伝わりやすいほか、アカウント全体の信頼感が高まる効果もあります。
顧客とのコミュニケーションを強化しよう!

Xは、顧客と直接やりとりができることも魅力なツールです。問い合わせや相談に迅速に対応することや、フォロワーとの交流を通じて信頼関係を築くことなど、多様な活用方法が考えられます。
できれば、専任の担当者を配置して、随時迅速な対応できる体制が整えられればベストですが、人員が限られていることも多いことでしょう。その中で、効果的にコミュニケーションをとるためのポイントについて紹介します。
・レスポンス時間を明確にして、顧客の不安を軽減させる
・投稿する時間や顧客とコミュニケーションを重点的にとる時間帯をあらかじめスケジューリングして、その時間のみXに関する業務を優先させるスタッフを配置する
・内容によっては、即時に対応できるように数人のチーム制で対応する
・予想される質問や相談内容をリストアップして、回答内容のテンプレートを作成しておく
X対策ならsawanにおまかせください
X(旧Twitter)を利用した集客のはじめ方や、注意するポイントについて解説しました。Xは、リフォーム会社にとって、強力な集客ツールとなりえますが、効果的な活用には注意点があります。正確なターゲット設定と質の高いコンテンツを、定期的に投稿し続けることが成功の鍵です。さらに、顧客とのコミュニケーションを強化することで、信頼関係を築き、集客効果を最大化できます。
自社で対策を行うには限界があります。しかしsawanでは建築業界出身のディレクターが御社に合わせた運用メニューで対策を行うので、コストパフォーマンスを最大化します。
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