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AI 記事は SEO に効く? ライターにしかできない一次情報の入れ方

AIだけでSEO記事を書くと、どの会社にも当てはまる話になりがちです。そこでsawanでは、AIに任せるところと、ライターにしかできないところを分けました。

前回の記事でお伝えした「ライターの使い所を変えた」という話を、今回は私たちが実際に行っている流れに沿って説明します。

結論:ライターには「一次情報」を任せる

私たちがライターに任せているのは、一次情報を記事に入れる仕事です。一次情報とは、工務店への聞き取りや施工事例、お客様の声、その会社ならではの数字など、現場から直接得られる情報を指します。

ライターは情報を集めるだけでなく、AIが作った下書きをその会社の言葉に直します。記事の土台はAIで作り、会社らしさを生む部分をライターに担ってもらう分担です。

AIだけで書いた記事に足りなかったもの

私たちがAIだけでSEO記事を書かせたとき、まず気になったのは、どの会社にも当てはまる話ばかりになったことでした。内容が間違っていなくても、「この会社だから読める話」が残りません。

次に、現場の事例やお客様の声が入りませんでした。AIは公開されている一般的な情報をもとに文章を組み立てるため、まだ渡していない社内の経験や、お客様とのやり取りまでは持っていないからです。

そして、読んだ人の気持ちが動きませんでした。検討している人が知りたいのは一般的な知識だけではなく、「自分と似た悩みを持つ人が、実際にどう考え、どう決めたのか」という具体的な話でもあります。

ライターにしかできない3つのこと

工務店の経営者や実務者に聞き取る

一つ目は、工務店の経営者や実務者から話を聞き、その会社にしかない情報を引き出すことです。資料やホームページだけでは分からない話を、直接もらいます。

一次情報を集めて記事に入れる

二つ目は、施工事例、お客様の声、その会社の数字、口コミなどを集め、記事の内容に合わせて入れることです。情報を並べるのではなく、読者の疑問に答える材料として使います。

AIの下書きを、その会社の言葉に直す

三つ目は、AIの下書きを読み、その会社が普段お客様に伝えている言葉に直すことです。聞き取りで受け取った考えや表現を反映し、一般論だけではない文章に整えます。

1本の記事ができるまで:AI・ライター・人のチェックの分担

sawanでは、AIだけにも、人だけにも寄せず、次の順番で1本の記事を作っています。

順番だれがやること
1AIキーワードと構成を作る
2ライター工務店に聞き取りをする
3AI構成と聞き取り内容をもとに下書きする
4ライター一次情報を入れ、その会社の言葉に直す
5部門長内容を確かめる
6代表最後に確認し、承認する

部門長が確かめ、代表が承認する二重のチェックは、前回お伝えした考え方と同じです。それぞれの得意な仕事を組み合わせ、最後の判断は人が担います。

記事に入れたい一次情報の例

sawan では、ライターが入稿の前にチェック表を使い、記事に一次情報がどれだけ入っているかを確かめています。「一次情報を入れる」だけでは、人によって判断が変わりやすいためです。

工務店の記事でいえば、一次情報には例えば次のようなものがあります。

  • 現場の話:その会社の施工事例や、工事で工夫したこと
  • お客様とのやり取り:打ち合わせで聞かれたことや、お客様の声・口コミ
  • その会社の数字:施工件数や対応エリアなど、公開できる実績
  • 地域の話:そのエリアや土地柄ならではの家づくりの情報
  • 社長・社員の言葉:考え方やこだわりを、本人の言葉で

すべてを毎回入れる必要はありません。記事のテーマに合うものを選び、一般論だけの記事をそのまま出さないことが目的です。

やってみて変わったこと

この分担でリライト、つまり公開済みの記事の書き直しを進めた結果、多くの記事で検索順位が上がり、セッション数(サイトへの訪問回数)も増えました。問い合わせや資料請求の際に、「記事を読んだ」と言われるようにもなっています。

AIとライターがそれぞれの役割を持つことで、月10本以上の記事を改善できるようになりました。

あなたの会社に置き換えるなら:社長と社員が持っている一次情報を出す

工務店が自社で記事を書くときも、ライターに依頼するときも、最初に用意したいのは社長や社員が持っている一次情報です。きれいな文章にしてから渡す必要はありません。普段の打ち合わせで話していることや、お客様から実際に聞かれたことを書き出すところから始められます。

ライターに依頼するときは、資料だけを渡して終わりにせず、社長や実務者が話せる時間を設けます。聞き取りの場があれば、資料には残っていない背景や、お客様に伝えるときの言葉も記事に反映できます。

例えば、そのエリアの土地柄について、お客様からどのような相談を受けるでしょうか。社長や社員が日々向き合っている地域の話は、その場所で家づくりを考える人にとって判断材料になります。

お客様とのやり取りも記事の材料です。どのような不安があり、どんな説明をすると納得されたのか。個人や会社が分からない形に整えたうえで紹介すれば、似た迷いを持つほかのお客様にも役立つはずです。

施工事例を出すときは、完成した建物の紹介だけで終わらせず、お客様の声や担当したスタッフのコメントも確認します。その会社が何を大切にして提案したのかが加わると、写真や一般的な説明だけでは伝わらない考え方を示せます。

数字や実績も一次情報になります。施工件数や対応エリアなど、公開できる情報があれば、読者は自分の希望を相談できる会社か考えやすくなります。ただし、数字は新しさと根拠を確認し、説明できるものだけを使います。

Googleマップの口コミ、YouTubeやSNS、会社紹介のページ、よくある質問にも材料があります。すでに社内にある情報を見直し、記事のテーマに合うものを拾えば、毎回すべてを一から作る必要はありません。

AIに任せられること社長・社員・ライターにしかできないこと
キーワードを整理する地域や土地柄について、現場で得た話を出す
記事の構成を作るお客様との実際のやり取りを共有する
渡された情報から下書きを作る施工事例やお客様の声を集める
文章の抜けや重複を整理するその会社の強みやこだわりを自分たちの言葉で伝える

分担を決めるときは、「文章を書くのは誰か」だけで考えないことがポイントです。AIは構成や下書きを進められますが、どの経験を記事に出すかは決められません。社長や社員が材料を出し、ライターが聞き取り、読者に伝わる形へ整えることで、AIの下書きがその会社の記事になります。

まずは記事のテーマを一つ決め、お客様から受けた質問、関連する施工事例、社員が説明していることを集めてみてください。その中から、ほかのお客様にも役立つ情報を選ぶことが、一次情報のある記事づくりの出発点です。

まとめ

AIでSEO記事を作れるようになっても、ライターの仕事がなくなったわけではありません。sawanでは、AIにキーワード、構成、下書きを任せ、ライターには聞き取り、一次情報の追加、その会社の言葉への書き直しを任せています。

工務店の社長や社員にしか出せないのは、そのエリアや土地柄のこと、そしてお客様との実際のやり取りから生まれた情報です。その経験には、これから同じ悩みを持つお客様に役立つものがあります。

AIで作業の効率を上げ、人は現場の話を集め、判断することに力を注ぐ。この分担が、私たちが考えるAIの使い方です。

次回は、「毎月の集客の数字のまとめを、AIに任せる」をテーマに、sawanで行っている分担をご紹介します。

この記事を書いた人

sawan株式会社 代表取締役 斉藤伸義

sawan株式会社 代表取締役
二級建築士

斉藤 伸義

住宅業界で10年、設計事務所・地域の工務店・ハウスメーカーの3社で、設計・営業・施工管理・広報を経験。累計200組以上のお客様の家づくりに携わる。

その後、建築業界専門の IT 会社で WEB ディレクターとして、約100社の工務店・ハウスメーカーのサイト制作と運用を担当。2023年に sawan を創業し、建設・住宅業界に特化した WEB マーケティングを支援している。いまは社内の仕事を AI で回す仕組みを自分で作りながら、その実際をこのコラムで発信している。

この記事の下書きは Claude Code(AI)が書き、内容の確認と最終の判断は代表が行っています。

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